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タイプ分けできない最近の不登校
「学校の先生はいじめが増えていると言っていますが、相談を受けているとそういう実感はありません。いじめで不登校になったといってもそれはあくまでもきっかけに過ぎないんです」と同研究所所長の松原達哉教授は話す。
この研究所ではこれまでのタイプ分けから脱却し、教育・心理・医療とのかかわりを重視しながらこうした問題に取り組んでいる。
「子どもたちが属している社会というのは友人、学校、家庭の3つ。このいずれかに居場所を感じられれば不登校になることはありません」と言う。
母親の自信回復が問題解決への第一歩
カウンセリングで本人に直接会って原因を追求することはほとんどしない。親がここを訪れ落ち着きを取り戻すことで、悪循環が断ち切れることに意味があるのだという。
同時に親、特に母親の自信を回復させることも大きな課題だ。「不登校問題では母親の心も深く傷ついています。周囲から育て方を否定されているようで、心理的に追い詰められているんです」。そんな母親の悩みに耳を傾けそのがんばりを受け入れる。「不登校に無関心な親もたくさんいます。不登校をなんとかしなければと思った時点で、その母親は十分よくやっているんです」。
学校よりゆるやかな学習・交流の場を提供
同研究所ではカウンセリングのほかに、不登校や家庭にこもりがちな子どもをサポートするための「ゆるやか学級」を開いている。学習や対人関係で傷ついた子どもにとって、再び学校へ戻るためにも、これから生きていくためにも、集団とかかわることは大切な経験だ。ゆるやか学級はそのための“学習の場”“人との交流の場”を提供する場。さらに親をサポートするために、親同士が語り合う「親の会」を設けている。
子どもや自分を責めるのをやめ、第一歩を踏み出すこと。不登校問題にはその勇気が必要だ。
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[取材協力]
NPO東京教育・カウンセリング研究所
東京都台東区浅草橋1-22-6
TEL 03-5833-3583 FAX 03-5833-3584
平成10年設立、平成11年9月NPO法人認証を受ける。社会教育、
子どもの健全育成を目指して活動中。カウンセラー養成講座も開設。
所長:松原達哉 心理学博士、元筑波大学教授、現立正大学教授、
立正大学カウンセリングセンター長
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