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家庭教育はどこへ行くのか


朝食を食べない、肥満、特定の食品ばかりを食べる――いま、子どもの食生活の問題がさまざまに指摘されています。なぜ「食育」が大切なのか、家庭ではまず何から始めればいいのかを、食育の専門家に聞きました。
体験の中に学習あり
生活のリズムを大切にしましょう

「早寝早起き朝ご飯」、このフレーズをどこかで聞いたことがあるという人もいらっしゃるかと思います。どの家庭でも食事の大切さは理解されていると思いますが、理想的な食生活を、と思っても、実際に毎日充実した食事を用意することはなかなか難しくなっているようです。今は社会全体が夜型の生活になっていて、朝は食欲がわかないという方も多いかもしれません。
 脳とからだは、起床から30分たたないと食べ物を受け入れる準備ができません。ぎりぎりの起床では、食欲がわかないのです。
もともと人の体は大昔から昼間に活動するように作られてきました。朝の光をしっかりキャッチすることで脳の中のいわば「目覚まし時計」が動き出し、規則正しい1日の生活が送れるように脳と体が準備を始めるのです。
また、この朝の光には脳内の神経伝達物質であるセロトニンの活動を高める働きがあります。セロトニンは心のバランスを穏やかに保つためにも大切な役割を果たしています。
 朝ごはんをきちんと食べるためには、まず早く起きる生活リズムをつけましょう。

親子で一緒におにぎりを作りましょう

 大切な朝食ですから、子どもにはどうしても食べさせてやっていただきたいと思います。とはいっても、いきなり栄養バランスの取れた理想的な食事を、と意気込んでしまっても負担がかかり大変です。いま朝食を食べる習慣のない家庭ならば、まずワンステップとしてバナナ1本でも食べる努力をしましょう。
 次のステップとして、毎朝ご飯だけは用意しましょう。そして子どもと一緒に一度おにぎりを作る練習をしておきましょう。子どもたちは大人が考える以上に喜んでおにぎりを作るものです。食べ物を自分の手で作る経験をさせると、子どもの中で食に対する興味がわき、食べることを楽しいと感じてくれるようになります。
「おにぎり」は日本のすぐれたファストフードだと思います。実際、私も保育園などでおにぎり作りの指導をしますが、4歳5歳になれば十分上手に作れます。朝、ジャーを開けて自分でおにぎりを作って食べる、そういう朝ご飯がクリアーできたら、次のステップに進みましょう。

和食で栄養バランスをアップ

 朝ご飯を食べる習慣がついたなら、和食の朝食がおすすめです。主菜、副菜、主食、汁物と四つの器を揃えて、栄養バランスのよい日本人の体に合った食べ方をおすすめします。たとえば、主菜には焼き魚、納豆など、副菜にはサラダ、野菜の煮物、おひたしなど、主食はご飯、汁物には具だくさんの味噌汁などがよいでしょう。またご飯はパン食より腹持ちがよく、おなかがすかないという長所もあります。


 

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