なつぞら140話「泰樹の生い立ち」感想

なつぞら140話は、ロケハンのためなつがマコプロダクションの仲間たちとなつの実家に訪れるところから始まります。

なつの実家では搾りたての牛乳をごちそうになり、新鮮でおいしいと喜びながら、色の具合など細かいところまで観察しています。

 

牛乳を飲みながら、なつはみんなに開拓時代の事の話をしてほしいと泰樹にお願いします。泰樹は優を膝に乗せながら、ぽつぽつと自分の身の上から話していました。

 

泰樹は幼いころに両親を亡くし、親戚の養子になったものの、働かなければただの厄介者扱いとされてしまう環境で育ちました。

18歳のころ開拓者として北海道に渡り、開墾し審査に合格して土地を貰い生活しますが、十勝川が氾濫してしまい、家族と馬以外のすべてを失ってしまいます。

 

その頃には富士子も生まれ育っていて、なつにその頃の話をしてくれていました。大洪水の後は別の場所に移住し、また開墾から始めるというその話だけでも大変苦労して開拓したことがうかがえます。

 

泰樹たちの話を聞いていた航也は思わず、「その洪水は使える」と言い、麻子に注意されますが、航也はせっかく話してもらったのだから、アニメに使わないと申し訳ないと開き直っていました。

 

泰樹はそれを笑って聞いていました。一久が泰樹に家族が開拓の支えになっていたのかと尋ねると、泰樹は「家族に限らず誰もが支え合って開拓者は強くなっていった」と話してくれました。

 

そのあと、なつは昔の作業場に居た富士子に、マコプロダクションの社員が泊まる場所を提供してくれたことに、お礼を言いに行きます。

 

その作業場所も色々な作業が機械化などで必要なくなり、そこでアイスクリームを売るのだと、一緒にいる照男の妻・砂良と楽しそうにテーブルや椅子のデザインを作っていました。

 

先ほどの泰樹の生い立ちの話は富士子も初耳だった部分があるらしく、一人で生き抜いてきた泰樹は同じように両親を亡くしたなつと自分が重なってみていたのかもしれないと、一久に話していました。

 

どういう事かと尋ねる一久に、なつは「色々あったから」と微笑みながら答えていました。それを聞いた一久は「なつも人と支え合いながら強くなって行ったというわけか」となつが語らない部分を察していたようでした。

 

牧場で手しぼり体験した後、番長のところで農具の説明や開拓時代の写真を見つけ、しばし皆で黙って当時のイメージをふくらましていました。

 

牧場の広く美しい景色を見ながら、「開拓者が切り開かなければ観られなかった景色だ」とつぶやき、それはアニメーションも自分たちが作らなければ観られないことと重なるのだと、これから作るアニメーションにより強い思いがマコプロダクションの社員たち刻まれているようでした。

 

陽平と合流し、牛が放牧されている牧場で、それぞれ打ち合わせしたりしていると、克己が優をスケッチしながら、「そこら辺を走ってみて」とお願いします。いきなり走り出した優に牛がおどろいて、優を威嚇しました。

 

驚いた大人たちは駆け寄ろうとしますが、一久は慌てすぎて転んでしまいます。なつは優の前に立ちはだかり、「おーおー」と低い声で言いながら牛を落ち着かせてしまいました。なつの手慣れた動きに一久は驚き、みんなが集まり笑っているところで今回のお話はおしまいです。なつぞら141話の感想につづく。

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